Artwork in Rokko Meets Art 2020
六甲ミーツ・アートより「過去とはどこか」
 
兵庫県神戸市。六甲山で行われた現代アート展「六甲ミーツ・アート芸術散歩2020」より。
 

過去とはどこか
過去とはここ しかし ここはどこか
過去とは永久 永久とはどこか
ここは永久 永久とはここ
回文 福田尚代(初出「ひかり埃のきみ」平凡社2016年)

 
壮大な時空の長さや広がりを、回文しかも僅か六文字〈か・こ・は・し・と・わ〉で表しているおもしろさ。今回は、正にこれをアートワークにすることを試みた。
六甲オルゴールミュージアムの池面に、六甲山の間伐材を用いて制作した六文字のオブジェを立て、プログラムによりフルカラーLEDで文面の順に照射。合わせて傍らのモニターも連動させ、画面上で六文字が回文を循環している様を示した。
 
人はモニターを手掛かりに、暗闇のなか池面に光っては消える文字を追うことでそれが一編の回文であること、そして、一見無意味に思われる六文字を浮かべている理由に気づく。

Artwork in Rokko Meets Art 2020
六甲ミーツ・アートより「過去とはどこか」
 
 兵庫県神戸市。六甲山で行われた現代アート展「六甲ミーツ・アート芸術散歩2020」より。
 

過去とはどこか
過去とはここ しかし ここはどこか
過去とは永久 永久とはどこか
ここは永久 永久とはここ
回文 福田尚代(初出「ひかり埃のきみ」平凡社2016年)

 
壮大な時空の長さや広がりを、回文しかも僅か六文字〈か・こ・は・し・と・わ〉で表しているおもしろさ。今回は、正にこれをアートワークにすることを試みた。
六甲オルゴールミュージアムの池面に、六甲山の間伐材を用いて制作した六文字のオブジェを立て、プログラムによりフルカラーLEDで文面の順に照射。合わせて傍らのモニターも連動させ、画面上で六文字が回文を循環している様を示した。
 
人はモニターを手掛かりに、暗闇のなか池面に光っては消える文字を追うことでそれが一編の回文であること、そして、一見無意味に思われる六文字を浮かべている理由に気づく。